ユーロ圏、第2四半期成長率は堅調な水準に=ECB報告書

2017年6月22日(木)18時37分

[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は22日に公表した報告書で、経済指標を踏まえればユーロ圏の第2・四半期成長率は堅調な水準になる、との見方を示した。世界経済の成長も回復が見込まれるとした。

インフレに関しては、今後数カ月にわたり現行水準近辺で推移する見通しで、消費者物価のしっかりとした上昇は依然確認できていないものの、生産チェーンなどには物価上昇圧力の兆しが現れつつあるとした。

ECBは「全体として、経済指標は2017年第2・四半期の成長率が底堅い水準となることを示している」と指摘し、「内需は複数の良好な要因によって押し上げられる」との見通しを示した。

また「企業利益の増加とレバレッジ解消の必要性低下を背景に、非常に好ましい資金調達状況や低金利が引き続き、投資の回復を促す」とした。

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