中国、資本規制のリスクでバランス取る必要=豪中銀総裁

2017年4月27日(木)21時03分

[シドニー 27日 ロイター] - 豪中銀のロウ総裁は27日、中国は人民元の自由化と資本規制の間でバランスを取る必要があるとの認識を示した。

総裁は、元の国際化と資本取引の自由化は、世界の金融システムに重大な影響を及ぼすと指摘。

「短期的な規制は、中国の金融の安定におそらく好影響を及ぼし得るのだろうが、バランスをとる必要がある」とし「数年にわたって自由化を進めた後で、規制を強化すれば、政府が国内経済のリスクバランスについてどのような認識を持っているのか、投資家にメッセージ送ることになりねない」と述べた。

総裁は「こうした相反するリスクの間でバランスを取るのは、難しい課題だ」との認識を示した。

総裁は、中国の投資が資産価格に大きな影響を及ぼす可能性があるとも指摘。オーストラリアでは、中国からの資金流入などを背景に、一部の都市で住宅価格が値上がりしている。

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