バーガーキング、CMでグーグルの音声認識「独自に」利用

2017年4月13日(木)10時40分

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ファストフードチェーンの米バーガーキングは12日、音声支援デバイス「グーグルホーム」の機能を利用して同社の人気メニュー「ワッパー」の情報を検索させるテレビCMを制作したと明らかにした。ただし、グーグルと共同制作したものではないという。

CMは15秒間で、バーガーキングの社員がワッパーを手に「15秒では残念ながら、このハンバーガーの新鮮な材料すべてを十分説明することはできない。ただ、いいアイデアがある」と言った後で、グーグルの音声認識用の言葉である「OKグーグル」と呼び掛け、「ワッパーとは何か」と尋ねる。

この音声が聞こえる範囲にグーグルホームか音声検索機能付きのアンドロイド携帯があれば、音声を認識したこれらのデバイスがワッパーの検索を始め、オンライン百科事典「ウィキペディア」が掲載しているワッパーの説明を読み上げるという仕組みになっている。

バーガーキングは「個人へ情報支援を行うIPA(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)デバイスの技術進歩を利用し、エキサイティングなことを行う機会を見つけた」と述べた。

グーグルはコメントを控えた。ウィキペディアからのコメントは得られていない。

このCMは12日にユーチューブで公開され、米主要ネットワーク上でプライムタイムに放映される予定。CNNマネーなどによると、公開直後からグーグルホームがこのCMに反応しなくなったという。

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