クシュナー家と中国保険大手、NY高層ビル再開発巡る協議取り止め

2017年3月30日(木)11時33分

[ニューヨーク 29日 ロイター] - トランプ米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー大統領上級顧問の会社クシュナー・カンパニーズは29日、ニューヨーク・マンハッタンの高層ビル「666フィフス・アベニュー」再開発について中国保険大手の安邦保険集団との協議を取り止めたことを明らかにした。

一部メディアは今月、安邦が再開発事業に出資する方向で協議していると報道。クシュナー氏は今年1月に保有する会社株式を一族の信託に譲渡しているが、野党民主党からは、利益相反にあたるのではないか、との声が出ていた。

クシュナー・カンパニーズは声明で「666フィフス・アベニュー再開発の可能性について、もはや安邦とは協議していない。協議を終わらせることで双方同意した」と表明した。広報は、他の投資家との協議が進行中としている。

安邦側はコメントを拒否した。

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