ドルは111円半ば、実需筋の買い観測

2017年3月23日(木)12時33分

[東京 23日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の111.44/46円だった。

ドルは前日海外時間に110.73円まで下落しており、東京時間は朝方から水準をみた輸入企業から買いが入っていたという。仲値公示付近にかけて111.54円まで上昇。その後、参院予算委員会で「森友学園」の籠池泰典氏の証人喚問が行われる中、111.58円まで上値を伸ばした。

籠池氏は、2015年に名誉校長として講演した安倍晋三首相の夫人の昭恵氏から「寄付金を受け取った」「国有地取得で政治的関与があったのではないかと思っている」などと述べた。

市場では、籠池氏の発言内容について「株価の反応をみている」(国内金融機関)といい、直接的に相場を大きく動かす材料にはなっていないという。

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