ユーロ圏経済、政治リスク大きく依然支援が必要=ECB専務理事

2016年12月9日(金)18時01分

[パリ 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、ECBによる資産買い入れ減額決定は経済に対する自信の表れとする一方、来年は選挙が目白押しで依然支援が必要と述べた。

フランスのラジオで「ユーロ圏内外あらゆるところに政治面のリスクが存在する。政治のリスクへの対応はECBの仕事ではなく、政治家がやるべきことだ」と述べた。

一方で「経済面で結果を出すのはわれわれだ。2017年は非常にリスクが大きく、ユーロ圏は依然金融面での保護が必要になるだろう」と述べた。銀行危機のリスクは予想していないという。

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