ドイツ銀の手元流動性、10月第2週以降は安定=CFO

2016年10月27日(木)19時46分

[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ銀行のマーカス・シェンク最高財務責任者(CFO)は27日、手元流動性とプライム・ブローカレッジ・デポジットは10月第2週以降は安定していると明らかにした。

ドイツ銀をめぐっては、過去のモーゲージ担保証券(MBS)の不適切販売に関して、米司法省が140億ドルでの和解を提案したと9月半ばに報じられた。

シェンクCFOはアナリストとの会見で「9月の最後の2週間は(報道により)投機が高まった。その影響が表れた。10月第1週もこの状況が続いたが、(それ以降は)落ち着いた」と語った。

「プライムブローカレッジ事業は明らかに打撃を受けた。手元流動性と同じような状況だったがその後は安定した」と述べた。

ドイツ銀によると9月末時点の手元資金は2000億ユーロ(2180億ドル)と6月末の2230億ユーロから減少した。

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