トヨタがタカタ製エアバッグ欠陥でリコール、世界で約580万台

2016年10月26日(水)15時53分

[東京 26日 ロイター] - タカタ製エアバッグ部品の欠陥問題で、トヨタ自動車は26日、「カローラ」など計19車種115万9578台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

エアバッグを膨らませるインフレ―ター(ガス発生装置)に火薬劣化を防ぐ乾燥剤が入っていない部品について、国交省が各社に順次リコールを実施するよう要請していた。トヨタは海外分を含むと計約580万台をリコールするという。

同日、フォルクスワーゲンの日本法人が「パサート」など6モデル37車種計12万9230台、アウディの日本法人が「A3」など5モデル57車種計6万7341台をそれぞれリコールした。

タカタ製インフレ―ターをめぐっては、根本的な原因が判明していないが、長い期間高温多湿の環境下にさらされることで、最悪の場合にはエアバッグ展開時にインフレ―ターの容器が破損し、飛び散った金属片が乗員を傷つける恐れがある。海外では死亡者も出ている。

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