ルノー・日産、先端技術で他社とも提携へ=技術担当役員

2016年10月25日(火)20時43分

[横浜市 25日 ロイター] - 仏ルノーと日産自動車の連合であるルノー・日産アライアンスのコネクテッドカー(インターネットでつながる車)やモビリティサービスの技術担当役員、オギ・レドジク氏は25日、ロイターの取材に対し、自社の先端技術の装備に当たって他社と提携していく方針を明らかにした。

業界では、先端技術や人工知能(AI)の利用拡大により運転手の役割の縮小が見込まれる中、自動運転車や、カーシェアリングなどモビリティサービスの開発をめぐってメーカー同士やIT(情報技術)企業との競争が激化している。

自動車に利用されるソフトウエアはより高度かつ高価になりつつある。レドジク氏は、地図サービスなどの標準化されたテクノロジーの開発に当たっては、競合他社であっても提携による恩恵は大きいと主張。「われわれにはコラボレーションの精神がある」と述べ、「すべてをインハウスで作りたいという企業はあるが、われわれは合理性があるなら、提携を希望する」と語った。

ルノー・日産アライアンスは9月、コネクテッドカーの開発でマイクロソフトと提携したと発表。車両の遠隔監視や自動運転のソフトウエアの基盤として、MSのクラウドサービス「アジュール」を採用する計画だ。

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