米S&P500が2週間ぶり高値、企業決算を好感
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は好調な企業決算を追い風に買いが入り、S&P500種は2週間ぶりの高値を付けた。複数の企業買収案件が明らかになったことも押し上げ要因となった。
トムソン・ロイター・エスティメーツによると、S&P500種企業の第3・四半期利益は前年比1.1%増と、4期連続の減益に終止符が打たれる見通し。これまで決算発表した120社のうち、78%の企業は利益がアナリスト予想を超えた。この比率は長期平均の63.5%を上回っている。
スタイフェル・ニコラウスのポートフォリオマネジャー、チャド・モーガンランダー氏は「エネルギー価格上昇や米国の堅調な消費動向などから、企業利益は改善が続くというのがコンセンサスだ」と指摘した。
先週好決算を発表したマイクロソフトは2.2%上昇し、25日に決算発表を控えたアップルは0.9%上がった。
M&A関連では、航空機の内装を手掛けるB/Eエアロスペースが16.4%高。航空機部品メーカー、ロックウェル・コリンズが64億ドルで買収すると発表した。ロックウェルは6.2%下落した。
AT&Tは1.7%、タイム・ワーナーは3.1%それぞれ下げた。市場では、AT&Tによるタイム・ワーナー買収が規制当局の承認を受けられるか疑念が広がった。
携帯電話サービスのTモバイルUSは9.5%上昇した。四半期利益が予想を上回り、通年の契約者数の伸び率見通しを引き上げた。
非公開のスコットトレード・ファイナンシャル・サービシズ買収を表明したディスカウント証券のTDアメリトレードは4.4%安となった。
米取引所の合計出来高は約58億株で、過去20営業日平均の64億株を下回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 18223.03 +77.32 +0.43 18197.14 18275.04 18191.18
前営業日終値 18145.71
ナスダック総合 5309.83 +52.43 +1.00 5290.31 5311.50 5289.23
前営業日終値 5257.40
S&P総合500種 2151.33 +10.17 +0.47 2148.50 2154.79 2146.91
前営業日終値 2141.16
ダウ輸送株20種 8056.44 +29.79 +0.37
ダウ公共株15種 657.58 +2.58 +0.39
フィラデルフィア半導体 829.79 +15.26 +1.87
VIX指数 13.02 -0.32 -2.40
S&P一般消費財 636.72 +4.54 +0.72
S&P素材 296.03 +0.73 +0.25
S&P工業 493.87 +1.28 +0.26
S&P主要消費財 538.76 +3.84 +0.72
S&P金融 327.46 +1.26 +0.39
S&P不動産 194.10 +0.52 +0.27
S&Pエネルギー 516.01 -0.83 -0.16
S&Pヘルスケア 804.35 -1.11 -0.14
S&P電気通信サービス 157.58 -1.26 -0.79
S&P情報技術 811.68 +9.75 +1.22
S&P公益事業 244.80 +0.95 +0.39
NYSE出来高 7.98億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 17365 + 115 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 17340 + 90 大阪比
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