ドルは103円後半、手掛かり材料乏しくこう着気味

2016年10月24日(月)12時14分

[東京 24日 ロイター] - 正午のドル/円は、21日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の103.92/94円。日本サイドの手掛かり材料に乏しいとされ、短期筋もドル/円を手掛けにくいという。

朝方発表された9月の貿易収支(原数値)は4983億円の黒字となり、ロイター予測の3418億円の黒字を上回った。黒字は2カ月ぶり。

市場の反応は限定的だった。

「金曜日(21日)の黒田日銀総裁の講演内容からは、今年度内に追加緩和が実施される可能性が極めて低いことがうかがわれる」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は述べ、投機筋のターゲットはユーロ/ドル、ユーロ/円にシフトしていると指摘する。

あす25日は米アップルの決算発表が予定され、米企業業績が株価に及ぼす影響が注目されている。

正午のユーロ/円は112.87/91円でニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらず。21日の海外市場でユーロは112.62円まで下落し、9月30日以来の安値を付けた。

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