インタビュー:日銀新枠組み「まるで歌舞伎」、導入派手だが名前負け=水野温氏氏

2016年10月3日(月)15時46分

[東京 3日 ロイター] - 日本銀行の元審議委員でクレディ・スイス証券の取締役副会長、水野温氏氏は、日銀が「総括的な検証」をもとに新しい枠組み「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入したことについて、「まるで歌舞伎」だと評した。派手な導入劇だったが実際できることは限定的で、名前負けしているという。その上で、金融機関が「日銀トレード」を継続するインセンティブを意識する必要もあり、国債買い入れは「どんどん減額するわけではない」との見方を示した。

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