ECB、金融緩和からの出口を慎重に作るべき━専務理事=独紙

2016年9月30日(金)07時27分

[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は、ECBは株式あるいは債券買い入れを含めた追加の景気刺激策を導入すべきではなく、混乱を避けるために現行の資産買い入れプログラムからの出口を慎重に作り上げる必要があるとの見解を示した。

ドイツの取引所新聞に対し、29日語った。

同紙によると、ラウテンシュレーガー専務理事は、ドイツ銀行をめぐる問題については言及を避けた。一方で、銀行は平均すると、金融危機前に比べて財務基盤も監督体制も改善されていると語った。

同専務理事はECB理事会でタカ派の1人とされ、政策決定において金融引き締めを主張する少数派に属することが多い。

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