米経済の一段の進展見極め妥当、据え置き支持=アトランタ連銀総裁

2016年9月29日(木)22時44分

[オーランド(米フロリダ州) 29日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は、米経済が完全雇用と2%のインフレ目標にさらに近づいている一段の兆候を確認するため、9月の利上げ見送り決定を支持したと述べた。

ただ、FRBは「そう遠くないうちに」利上げするだろうとした。

総裁は「FRBの責務に向けた進展を示す一段の証拠を待つことが理にかなう」ため、金利据え置きのコンセンサスを支持したと述べた。

労働参加率が若干上向くなど雇用市場にはさらなる改善の兆しが出ているが、ロックハート総裁は今後数年に退職者が増えるため、長期トレンドは低下傾向にあるとした。

「人口が増えている中での労働参加率の低下や設備投資の低迷を踏まえると、米経済が力強い成長を遂げることは難しいだろう」とし、米経済は年率2%程度の成長になるとの見方を示した。

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