正午のドルは100円半ば、弱地合いが続く

2016年9月28日(水)12時17分

[東京 28日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の100.54/56円。

朝方の取引でドルは一時100.25円付近まで軟化したが、切り返して100.67円まで上昇した。市場では、政府系機関投資家のビッドが下値をサポートしたとの思惑が出ている。

「ドルは落ち着いてきたが、101円をなかなか回復できず、地合いは弱い。ただ、漠然とした介入警戒感もあり、下値がサポートされている」(FX会社)という。

ユーロ/円は112.65円付近。前日は欧州金融セクターへの懸念を反映してユーロが弱含んだことで、ユーロ/円は高値113.58円から一時112.25円まで下落した。この日も上値の重さが意識されている。

ルー米財務長官は26日夜、ロイターとのインタビューで、金融政策への依存を弱め、財政政策や構造改革を活用して需要を喚起し、経済の効率性を高めるべきとの米国の主張について、多くのG20諸国が受け入れを表明し始めている、と述べた。

中南米諸国を歴訪中のルー長官はまた、政策担当者は、他の国の利上げ、自然災害、政治動向、コモディティ価格の変化などがもたらす「ボラティリティ」に対して対応可能な体制を敷くべきだ、と発言した。

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