日経平均は大幅反落、下げ幅一時300円に迫る 円高懸念が重荷

2016年9月28日(水)11時49分

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比257銭円32銭安の1万6426円61銭となり、大幅反落した。9月期末の配当権利落ちの影響に加え、1ドル100円台と円高基調を続ける為替相場が重しとなり、下げ幅は一時300円近くとなった。

前引け時点の下落率は日経平均で1.54%、TOPIXで1.63%なのに対し、大型株で構成されるTOPIXコアが2.02%と大きい。業種別指数では保険、銀行、証券など金融セクターが下落率上位に並んでいる。

午前中の東証1部売買代金は8629億円と、商いは低調だった。「為替が一旦1ドル100円を割ったところで考えた上で、日本株を売買しようといった雰囲気がある」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)との声も聞かれた。

東証1部騰落数は、値上がり433銘柄に対し、値下がりが1364銘柄、変わらずが83銘柄だった。

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