独BMW、日本で約10.9万台リコール タカタ製エアバッグ問題で
2016年9月9日(金)17時11分
[東京 9日 ロイター] - 独BMWの日本法人、ビー・エム・ダブリューは9日、「116i」など44車種、計10万9718台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。対象はタカタ製で乾燥剤の入っていないインフレーター(ガス発生装置)を使用したエアバッグ搭載車で、2004年2月から14年12月に製造された車両。スウェーデンのオートリブ製を中心にタカタ以外のメーカー製部品に順次取り替えるという。
タカタ製インフレーターは、高温多湿の環境に長時間さらされるとエアバッグ作動時に異常破裂を起こし、金属片などが飛び散って乗員がけがをするおそれがある。関連とみられる事故で、米国を中心に海外で14人が死亡、150人以上の負傷者が出ている。根本的な原因が特定されていないため、日米当局の指導を受けて、自動車メーカー各社が年式の古いモデルから順次リコールを進めている。
(白木真紀、田実直美)
- 1/1