前場の日経平均は小幅続伸、メガバンクが堅調

2016年9月1日(木)11時54分

[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比21円12銭高の1万6908円52銭と小幅に続伸した。米国株が下落したほか、前日の上昇の反動などを受け、朝方は戻り待ちの売りや利益確定売りが先行。ただ、世界的な金融株高の流れを引き継ぎ、メガバンクが堅調に推移したほか、鉄鋼株や通信株、自動車株なども買われ、日経平均がプラス圏に浮上するなど底堅い値動きだった。

市場関係者の関心は米金融政策の行方に集中しており、米経済指標を確認するまでは動きにくいムードが広がっている。前場の東証1部の売買代金は8582億円と低水準だった。「日銀のETF(上場投資信託)買いなどで下値は堅いが、上値を追う投資主体ではない。日経平均が節目の1万7000円を超えるには、米経済指標などを手掛かりに海外投資家の資金が入ることが必要」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1073銘柄に対し、値下がりが734銘柄、変わらずが161銘柄だった。

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