米7月中古住宅仮契約指数1.3%上昇、3カ月ぶりプラス

2016年9月1日(木)01時07分

[ワシントン 31日 ロイター] - 全米リアルタ-協会(NAR)が31日発表した7月の中古住宅販売仮契約指数は前月比1.3%上昇の111.3だった。上昇は3カ月ぶり。過去10年余りで2番目に高い水準だった。需要は幅広く伸びており、住宅市場が依然底堅いことを示した。

市場予想は0.6%上昇だった。前年同月比で1.4%上昇した。

前月比を地域別でみると、北東部は0.8%、西部は7.3%、南部は0.8%それぞれ上昇した。一方、中西部は2.9%低下した。

仮契約は通常1─2カ月以内に本契約に移行する。7月の中古住宅販売戸数は3.2%の減少だったが、今後勢いを取り戻す可能性がある。

労働市場が最大雇用の領域に近づく中、賃金は安定的に伸び、住宅需要を押し上げている。住宅価格や住宅建設、新築住宅販売、住宅建設業者指数などの指標はここ数カ月上向きだ。

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