TPP批准がオバマ政権の最優先事項=米高官

2016年8月31日(水)10時32分

[ワシントン 30日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)の経済アドバイザーを務めるクリスティーナ・シーガル・ノウルズ氏は30日、オバマ政権にとって環太平洋連携協定(TPP)の批准手続きを完了させることが引き続き最優先事項だとの見解を示した。

9月4日─5日に中国・杭州で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、記者会見で語った。

TPPをめぐっては、議会の審議が進んでいないほか、民主・共和両党の大統領候補がともに現在の内容では承認しない方針を示している。

シーガル・ノウルズ氏はまた、アイルランドが米アップルに与えた税優遇措置をめぐり、欧州連合(EU)がアイルランドに最大130億ユーロ(145億ドル)の追徴課税を指示したことについて、G20首脳会議の議題になるかとの問いには直接答えず、法人税の問題は議題になると述べるにとどめた。

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