正午のドルは100円半ばでイベント待ち、実需の買い一巡後は停滞

2016年8月25日(木)12時34分

[東京 25日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の100.43/45円だった。朝方は実需筋のドル買い/円売りなどで上昇したが、その後は急速に動意が乏しくなった。米連邦準備理事会(FRB)議長講演を前に様子見ムードが広がっている。

基本的に市場はイベント待ちの状況。朝方100.40円台で推移していたドルは、調整や輸入企業の買いで100.62円まで上昇したが、その後は上昇前の水準に押し戻された。結局、午前のドル/円の値幅は23銭程度にとどまった。

あすの日本時間午後11時からイエレンFRB議長が講演する予定。「イエレン議長も過度な失望を招きたくないと考えているはず」(国内金融機関)として、年内利上げのヒントを期待する向きがある一方、短期的な政策についての言及はそれほどないのではないか、との見方もあるという。

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