マツダ、円高で4―6月期は営業減益 世界販売は過去最高

2016年7月29日(金)21時03分

[東京 29日 ロイター] - マツダが29日発表した2016年4―6月期連結決算では、営業利益が前年同期比1.7%減の524億円だった。新車効果で世界販売台数は過去最高を記録したが、円高が響いた。

17年3月期通期の連結業績予想、世界販売計画、前提為替レートは従来のまま据え置いた。

トムソン・ロイターの調査によると、アナリスト9人の4―6月期の営業利益の予測平均値は358億円で、実績はこれを上回った。円高の影響が営業利益を339億円押し下げた。

4―6月期の世界販売は同1%増の37万5000台だった。国内は同31%減、北米は2%減となったが、欧州で22%増、中国で3%増と堅調だった。

通期の営業利益予想は前期比25%減の1700億円。アナリスト21人の予測平均値は1578億円となっている。通期の世界販売計画は同1%増の155万台と過去最高を更新する見通し。通期の想定為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=125円と従来通り。

(白木真紀、田実直美)

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