独VWブランド、上半期は3割超の減益 排ガス不正問題響く

2016年7月28日(木)18時58分

[ベルリン 28日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が28日発表したVWブランドの上半期決算は、営業利益が9億ユーロ(9億9800万ドル)となり、前年同期の14億ドルから3割超減少した。排ガス不正問題と販売減が響いた。

第2・四半期の営業利益率は2.9%で、前年同期の3.3%から低下した。

VWブランドはグループ全体の販売の半分超を占める。

VWは先週、排ガス不正問題に関連した費用22億ユーロを除き、上半期利益が7%増の75億ユーロになったと明らかにした。

VWのミュラー最高経営責任者(CEO)は「中核事業の変革、モビリティーサービスの創造的な事業部門構築に必要な投資に充てるため、収益力向上に努める」と述べた。

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