前場の日経平均は反発、上値には慎重姿勢も

2016年7月25日(月)11時48分

[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比63円35銭高の1万6690円60銭と反発した。前週末の米国株高や為替の落ち着きなど良好な外部環境を背景に買いが先行。円相場が1ドル106円台後半まで弱含むと上げ幅は一時150円を超えたが、前場後半から円安が一服し、日経平均も上げ幅を縮小させる展開になった。ポケモンGO関連の中核銘柄である任天堂の大幅安も投資家心理を冷ました。

政策期待は引き続き相場の支えとなっているが、政策判明後に材料出尽くしとなることも警戒され、上値を追う動きは限定的だった。市場では「しばらくは決算内容に応じた個別対応の相場だろう。期初計画は各社慎重だったが、計画比で悪くなければ評価される地合いだ」(証券ジャパン調査情報部長の大谷正之氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1304銘柄に対し、値下がりが525銘柄、変わらずが136銘柄だった。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ