消費支出、5月は前年比-1.1%、3カ月連続で減少=総務省

2016年7月1日(金)10時07分

[東京 1日 ロイター] - 総務省が1日発表した5月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の消費支出は28万1827円となり、前年比で実質1.1%減となった。減少は3カ月連続。総務省は「消費の弱い状況が続いている」とし、基調判断を据え置いた。

ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では、前年比1.4%減が予測中央値だった。

季節調整済み全世帯消費支出は前月比1.5%減と4カ月ぶりに減少した。

減少に寄与した主な品目は、設備修繕・維持などの住居や、授業料などの教育、交際費などのその他の消費支出。

一方、食料は2カ月連続の実質増となったほか、交通・通信も3カ月ぶりの実質増に転じた。

5月の勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり42万6805円となり、前年比で実質0.3%減と3カ月ぶりに減少した。名目も同0.8%減となった。

*内容を追加します。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ