前場の日経平均は4日続伸、一時200円超高 戻り売りで伸び悩む

2016年6月30日(木)11時51分

[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比127円98銭高の1万5694円81銭となり、4日続伸した。前日の欧米株は上昇。落ち着きを取り戻しつつある外部環境を支えに序盤から買いが優勢となり、上げ幅は一時200円超となった。ただ高値圏では戻り売りに押される形となり伸び悩んだ。

メガバンクや自動車・電機の大型株は堅調に推移。一方、内需・ディフェンシブ関連はさえない。直近では日経平均が急ピッチな戻りとなっており、買い一巡後は利益確定の売りが出た。上値の重さが意識されるなかで次第にこう着感も強まった。午前中の東証1部売買代金は9174億円にとどまっている。

取引時間中はドル/円が102円台で弱含む動きをみせた。「米利上げ機運が後退するなかでは円高方向に向きやすく、日本株の重しとなってしまう」(SMBCフレンド証券チーフストラテジストの松野利彦氏)との声も聞かれた。

東証1部騰落数は、値上がり1240銘柄に対し、値下がりが586銘柄、変わらずが139銘柄だった。

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