アジア投資銀が北京で初の年次総会、加盟国拡大の方針

2016年6月27日(月)09時15分

[北京 25日 ロイター] - 中国が主導して1月に開業したアジアインフラ投資銀行(AIIB)は25日、北京で初の年次総会を開き、他の国際開発銀行と協調し、加盟国を拡大していく方針を示した。

AIIBは中国の習近平国家主席が2年前に創設を提唱した。参加国は57カ国で資本金は1000億ドル。今年は12億ドルの投資を計画している。

金立群総裁は、新たな加盟国を増やす方針を示し、9月末まで申請を受け付けると明らかにした。香港は既に加盟申請をしており、総裁は、香港がまもなく新たなメンバーになることを確信している、と述べた。

24日には、5億0900万ドル規模の融資第1弾を承認。そのうち3つの案件は、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)など、既存の国際金融機関との融資。

協調融資案件は、パキスタンおよびタジキスタンの高速道路整備、インドネシアの貧困地区再開発。バングラデシュの送電網拡充事業は単独で融資する。

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