金融センター、アムステルダムなどに脚光=オランダ財務相

2016年6月25日(土)07時41分

[アムステルダム 24日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は24日、英国の欧州連合(EU)離脱決定によって、英金融機関によるEU域内市場へのアクセスが一段と限定的となるほか、ロンドンの金融街「シティー」を撤退する企業も出てくるとの見解を示した。

デイセルブルム議長はRTLテレビに対し、EU域内市場へのアクセスが限られることはブレグジット(英国のEU離脱)の「代償」と語った。

また、ロンドンが数年前にファイナンシャル・タイムズ紙のアジア版に、EUで事業展開を目指すなら、ロンドンが格好の場とする広告を出したことに言及。「もはやそのような広告を出すことはできない。アジア勢は今後、アムステルダムやフランクフルトに目を向けるだろう」とし、今後はロンドンと競合してきたアムステルダムやフランクフルトなどが金融センターとして脚光を浴びるとの見方を示した。

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