英ポンドが過去最大の下げ、EU離脱派が勝利の可能性で

2016年6月24日(金)13時04分

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の開票が進み、離脱派が勝利する可能性が高まるなか、24日の市場でポンドが1日として過去最大の下げ幅を記録する見通しとなっている。

23日夜の投票締め切り直後に残留支持が52%、離脱支持が48%とするユーガブの調査結果が発表された後、ポンドはドルに対して一時、年初来高値の1.5018ドルに上昇。

しかしその後に発表が続いている各地区の集計結果で離脱派が優勢となる可能性が示されたことで、急速に下落している。

0340GMT(日本時間午後0時40分)時点で、1ポンド=1.3500ドルと、約9%安。1992年のブラック・ウェンズデーや2008年の世界的な金融危機で記録した下げ幅を大きく上回っている。

英国株価指数先物も6%超下落しており、0700GMTから始まるロンドン市場は大きく下げて始まる見通し。

香港市場では英金融大手のHSBCやスタンダード・チャータード銀が10%超下げている。

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