中国「一帯一路」、昨年の投資額は20%増の150億ドル=習主席

2016年6月23日(木)14時30分

[上海 23日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は、「一帯一路」参加国への中国企業の投資が2015年は約150億ドルに達し、前年比20%増加したと発表した。訪問先のウズベキスタンでの発言を中国メディアが22日夜に報じた。

「一帯一路」とは、習主席が2013年に発表した経済圏構想。中国は、中央・西・南アジアやアフリカ、欧州にまたがる地域で鉄道や発電所などのインフラプロジェクトに投資、域内で影響力強化を目指す。

主席は、「一帯一路」参加国の中国との貿易額は2015年に、1兆ドルを突破し、中国の対外貿易全体の約4分の1を占めた、と強調。

「『一帯一路』は初期的なプランニングや実行の段階は終わり、今では構想を定着させ、持続的発展を目指す時期に来ている」と述べた。

主席はまた、70を上回る国および国際機関が「一帯一路」に参加している、と述べたうえで、そのうち49カ国が2015年、中国に82億ドルを投資しており、この額は前年比25%増加したとしている。

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