前場の日経平均は6日ぶりに反落、米株安や連騰の反動

2016年6月1日(水)11時44分

[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比97円38銭安の1万7137円60銭と6営業日ぶりに反落した。米ダウの反落に加え、日経平均が前日まで5日続伸となった反動などから戻り待ちの売りや利益確定売りが優勢となった。最新の英世論調査で欧州連合(EU)離脱の可能性が意識されたことも市場心理を冷やした。

日経平均は序盤から売りが先行し一時167円安となった。ただ円相場の上昇一服などを背景にトヨタがプラス圏に切り返したほか、中国アリババ株売却を発表したソフトバンクが年初来高値を更新したことが支援材料となり、日経平均は前引けにかけて下げ渋った。

市場では「前日まで連騰していた割には下げていない印象。OPEC総会や米経済指標などイベントリスクがあるので、持ち高を傾けにくい」(ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり690銘柄に対し、値下がりが1087銘柄、変わらずが177銘柄だった。

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