正午のドルは111円前半、根強い米早期利上げ期待も

2016年5月31日(火)12時11分

[東京 31日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ロンドン午後3時時点とほぼ変わらずの111.07/09円。

ドルは早朝の高値111.16円から一時110.79円まで下押ししたが、安値では値ごろ感からの新規ドル買いや、実需の買いフローも散見され、正午までに111円台を回復した。

市場では根強い米早期利上げ期待があり、ドル/円の下押し余地は110円半ば程度までだという。

また、安倍政権による消費税増税再延期は、目下、財政バランスの一段の悪化懸念より、景気回復に向けた前向きな取り組みと捉えられており、ドル/円のリスクセンチメントにはポジティブで、ドル買い/円安方向のインプリケーションがあるという。

米利上げ期待との関連では、今夜発表される米個人所得・個人支出や、米シカゴ地区購買部協会景気指数、米消費者信頼感指数などの指標が注目されている。

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