米中古住宅販売、4月は前月比1.7%増 供給不足続く

2016年5月21日(土)00時15分

[ワシントン 20日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が20日に発表した4月の米中古住宅販売は年率換算で前月比1.7%増、前年比6.0%増の545万戸となり、予想の540万戸を上回った。米経済が第2・四半期入り後堅調に推移している可能性が示された。

3月の販売戸数は536万件と、533万件から上方修正された。

4月の販売価格中央値は前年比6.3%上昇の23万2500ドル。前年比での上昇は50カ月連続となる。

住宅在庫は214万戸。前月比では9.2%増となるが、前年比では3.6%減となる。

4月の販売ペースに基づく在庫比率は4.7カ月。前月は4.4カ月だった。通常6カ月が適切な水準とされており、NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅の供給不足はなお続いている」としている。

販売は地域により販売に差があり、中西部は12.1%増となり、北東部でも増加した一方、南部と西部は減少した。

初めての住宅購入者は全体の32%となり、前月の30%から増加した。

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