7月米利上げの確率低下、FRB議長発言受け=FF金利先物

2016年3月30日(水)03時10分

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 29日午後の取引で米フェデラルファンド(FF)金利先物が上げ幅を拡大した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、世界経済が米経済に及ぼす影響を踏まえFRBは利上げを慎重に進めることが適切となるとの認識を示したことが背景。

イエレン議長はエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークで行った講演で、「見通しへのリスクを踏まえると、連邦公開市場委員会(FOMC)は政策調整を慎重に進めることが妥当だと考えている」と述べた。

CMEフェドウォッチによると、FF金利先物はFRBが7月のFOMCで0.25%ポイントの利上げを実施する確率が46%であることを示す水準で推移。前日終盤は同確率は51%だった。

9月利上げの確率は56%。前日終盤は63%だった。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ