前場の日経平均は小反発、内需関連が底堅い

2016年3月24日(木)11時48分

[東京 24日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比22円22銭高の1万7023円20銭となり、小反発した。原油相場の下落を背景とした前日の米国株安を受け、序盤は軟調な滑り出しとなり、下げ幅は一時150円超となった。

石油関連や総合商社がさえない半面、内需セクターは総じてしっかり。ドル/円が112円台で円安方向に振れたことなどが指数の支えとなり、前引け前にプラスに転じた。

TOPIXは0.01%安とほぼ横ばいとなった。大型株で構成されるTOPIXコア30は0.29%安。一方、東証2部総合が0.33%高、東証マザーズ指数が1.02%高となるなど、全体的には中小型株に関心が向かった。

ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏は「米原油先物も40ドル台まで戻れば御の字。商社の減損損失もある程度は予想されていたことでもあった」と指摘。期末配当権利取りの動きなども下支え要因となったという。

東証1部騰落数は、値上がり769銘柄に対し、値下がりが1045銘柄、変わらずが134銘柄だった。

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