欧州市場サマリー(3日)

2016年3月4日(金)04時45分

[3日 ロイター] - <為替> 1日当たりのドルの対ユーロ下落率が、約3週間ぶりの大きさとなる見通しだ。2月の米ISM非製造業指数統計で、雇用指数が2年ぶりに節目の50を割り込み、4日発表の米雇用統計をめぐる懸念が広がった。

<ロンドン株式市場> 続落。ヘルスケア部門が売られ、全体水準を押し下げた。

製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)やアストラゼネカなどのヘルスケア株が売られた。米格付け大手ムーディーズが、世界の製薬業界の見通しを引き下げたことが嫌気された。

<欧州株式市場> 6日ぶりに反落して取引を終えた。ドイツの化学大手エボニックが売られたほか、ヘルスケア株も値下がりし、全体水準を押し下げた。

エボニックは12.0%安。2016年の調整後コア利益が減るとの見通しを示したことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが小幅低下。全般的に上下に振れる展開となった。世界経済への懸念が薄れていることや商品(コモディティ)市況が底堅いことから、欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれる来週10日までは利回りの低下余地が限られる可能性もある。

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