中国銀行不良債権、15年末は1.27兆元と約10年ぶり高水準=銀監会

2016年2月15日(月)23時38分

[北京 15日 ロイター] - 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)によると、中国の不良債権は2015末時点で1兆2700億元(1956億3000万ドル)と9月末から881億元増加し、2006年第2・四半期以来約10年ぶりの高水準となった。

12月末の商業銀行の平均不良債権比率は1.67%と、9月末の1.59%から上昇した。

銀監会によると、将来的に不良債権化する恐れのある債権は2兆8900億元と、9月末から800億元増加。景気が減速するなか、債務の増大が中国の銀行業界に重くのしかかりつつあることが示された。

ただ2015年の銀行利益は1兆5900億元と2.43%増加。12月末の加重コアTier1自己資本比率は10.91%と、9月末から0.25%ポイント上昇した。

貸し倒れ引当金比率は181.18%と、9.62%ポイント低下した。

*内容を追加し、写真をつけて再送します。

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