今年のスペイン成長率、予想の2.8%下回る可能性=中銀総裁

2016年2月10日(水)02時11分

[ロンドン 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリンデ・スペイン中銀総裁は9日、スペイン経済の今年の成長率について、予想の2.8%を下回る可能性があるとの見方を示した。

同総裁は ロンドンで開かれた金融関係のフォーラムで行った講演で、スペインで現在みられる政治的空白のほか、世界経済の先行き不透明性や金融市場の不安定性が成長の足かせになる可能性があると指摘。

スペイン経済の今年の成長率は2.8%近辺になると見られているが、こうした見通しにも「リスクは存在する」と述べた。

スペインの2015年の成長率は3.2%だった。

リンデ総裁は欧州中央銀行(ECB)の3月の理事会に関するコメントを控えた。

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