仏BNPパリバ、第4四半期は51.7%減益 コスト削減計画を発表
2016年2月5日(金)17時19分
[パリ 5日 ロイター] - フランスの金融大手BNPパリバが発表した2015年第4・四半期決算は、純利益が51.7%減の6億6500万ユーロとなり、ロイターによる市場予想の8億4500万ユーロを下回った。
発表済みのBNLイタリアン部門に関する9億ユーロ(10億1000万ドル)の評価損に加え、規制・コンプライアンス費用が響いた。
売上高に当たる経常収益は2.9%増の104億5000万ユーロ。市場予想は102億5000万ユーロだった。デリバティブ取引が大幅に伸びたことなどにより、コーポレート・インスティテューショナル・バンキング部門の収入が8.4%増加した。
15年の株主資本利益率(ROE)は8.3%となった。
配当は1株あたり2.31ユーロを提案。市場予想は2.42ユーロだった。
BNPパリバはまた、2019年までに投資銀行部門のコストを12%削減する計画を発表。一部業務を廃止するとした。
19年までに10億ユーロのコスト削減効果を見込み、証券サービスやトランザクション・バンキング、助言業務といった、より少ない資本で手数料を稼げるビジネスに注力するとした。
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