正午のドルは118円前半で小動き、商い薄く株価に振らされる

2016年2月4日(木)12時18分

[東京 4日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の118.05/07円での小動きだった。前日に値幅を伴って下落しており、足元では商いが薄く株価の動きに振らされやすい。

ドル/円は朝方に118円付近へとじり高で推移していたが、安く始まった日経平均株価が下げ幅を拡げると、仲値公示をはさんで一時117.65円まで下押しされた。その後、株価が下げを縮めると、ドル/円も一時118.21円まで値を戻す場面があった。

前日のドル/円は、さえない経済指標や米ニューヨーク連銀総裁のハト派発言を受けて下落。高値120.04円から安値117.05円への値幅は約3円となった。この間に実需筋の必要な取引は一巡したもようで、足元では「商いは薄く、値動きが軽い」(国内金融機関)という。

下方向では117円前半にかけて目立った買い興味が観測されていない一方、「118円半ばから上では戻り売りが出そう」(別の国内金融機関)との声が聞かれ、上値の重さが意識されているようだ。

人民元の対ドル基準値は1ドル6.5419元と、元高方向で設定された。前日のドル安の動きを反映したもよう。前営業日終値は6.5764元だった。

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