MMFや中期国債ファンドの申込停止相次ぐ、日銀マイナス金利で

2016年2月1日(月)13時29分

[東京 1日 ロイター] - 日本の投信会社が相次いで、中期国債ファンドやMMF(マネー・マネージメント・ファンド)などの購入申し込みを停止している。日銀がマイナス金利の導入を決定したことで金利が急低下しており、安定的な運用に支障が出る可能性があるとしている。

三菱UFJ国際投信は1日、中期国債ファンド、三菱UFJ キャッシュ・ファンド、フリー・ファイナンシャル・ファンド、国際のMMF、S─MMFの5ファンドの購入申し込みを2日から停止すると発表した。

三井住友アセットマネジメントも同日、三井住友MMFおよびマネー・アルファ・オープンの購入申し込みをきょうから停止すると発表。大和証券投資信託委託もきょうから中期国債ファンド、フリーファイナンシャルファンド、ダイワMMFの3ファンドの購入申し込みを停止した。

3社いずれも、日銀が1月29日にマイナス金利の導入を決定したことを受け、安全性の高いMMFなどの運用に支障をきたす恐れがあるためとしている。申し込み再開のめどは立っていない。解約受け付けは通常通り行っている。

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