先月の米利上げ適切、数年で正常化=サンフランシスコ連銀総裁

2016年1月30日(土)08時53分

[サンフランシスコ 29日 ロイター] - 米サンフランシスコ(SF)地区連銀のウィリアムズ総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)が今後数年で、金利を正常な水準とされる3─3.5%に引き上げる軌道に乗っているとの見解を示した。

ウィリアムズ総裁は、労働市場の改善を踏まえ、昨年12月の利上げ実施は適切な決定だったと言明。明確な利上げ時期は指標次第としつつも、追加利上げは緩やかなペースとなることが「理にかなっている」と語った。

米内需は堅調で、低調な輸出や製造業を補っているとも指摘した。

日本や欧州、中国の景気減速を懸念しているとしつつも、米経済は「堅調に推移」しており、こうした向かい風を乗り切ると楽観視していると語った。

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