1月の独総合PMI速報値は54.5、前月から低下

2016年1月22日(金)18時08分

[ベルリン 22日 ロイター] - マークイットが発表した1月のドイツ購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業とサービス部門を合わせた総合が54.5となり、前月の55.5から低下した。ただ、景気拡大と縮小の分かれ目となる50は33カ月連続で上回った。

12月が強い数字だったため、1月は伸びが減速した形となった。製造業PMI速報値は52.1で、ロイターがまとめたコンセンサス予想の53.0を下回った。サービス部門は55.4で、こちらも予想の55.6を下回った。

マークイットのシニアエコノミスト、ロブ・ドブソン氏は「ドイツでは第4・四半期に力強い伸びとなった。伸びの鈍化が続くかどうか判断するのは時期尚早だ」と指摘。

新興国市場、とりわけ中国の景気減速がドイツ経済の足かせとなる可能性があるものの、安定した労働市場や欧州中央銀行(ECB)の金融緩和が一段の経済成長を支援する見通しだと述べた。

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