NY市場サマリー(15日)

2016年1月16日(土)09時06分

[15日 ロイター] - <為替> ドルが対円で約5カ月ぶり、対ユーロで2週間半ぶりの安値をつけた。原油安のほか、弱い米指標を受けてリスク回避姿勢が強まり、ドルの重しとなった。ドルは対円で一時、116.51円に下落、昨年8月24日以来の安値をつけた。直近では0.9%安の117.02円。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債価格が大幅高。原油が29ドルを割り込んだことに加え、米経済指標が予想に届かなかったことで株価が世界的に下落、ダウ平均は一時500ドル以上急落するなかリスク回避の動きから安全とみられる米国債に買いが入った。10年債利回りは3カ月ぶりの水準となる1.986%に低下。30年債利回りも2.798%と約3カ月ぶりの水準に低下した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 大幅反落で取引を終えた。原油価格が1バレル=30ドルを下回ったことでエネルギー株が売られたほか、中国経済の先行き懸念も相場の重しとなった。S&P総合500種指数は構成銘柄の5分の1以上が過去52週間で最安値をつけ、主要10部門全てが大幅に落ち込んだ。S&P500種は昨年5月の最高値から約12%の下落となっており、いわゆる「調整」の域に入っている。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 原油安や米経済指標の悪化を受けて安全資産とされる金が買われ、反発した。中心限月2月物の清算値は前日比17.10ドル高の1オンス=1090.70ドルとなった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 中国の経済減速に伴う需要減退懸念やイラン産原油の増産観測などを背景に急反落し、中心限月の清算値ベースで2003年12月初旬以来約12年1カ月ぶりに1バレル=30ドルを割り込んだ。米国産標準油種WTIの2月物清算値は前日比1.78ドル(5.71%)安の1バレル=29.42ドル。これは中心限月の清算値ベースで03年11月初旬以来約12年2カ月ぶりの安値。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

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