15年米年末商戦の小売売上高、予想下回る3％増＝ＮＲＦ

［１５日　ロイター］ - 全米小売業協会（ＮＲＦ）は１５日、２０１５年の米年末商戦の小売売上高が異例の暖冬の影響や値引きに圧迫され、３％増の６２６１億ドルと、同社の予想である３．７％増を下回る伸びにとどまったと発表した。

他のアナリストらの見通しである６─７．９％増も大幅に下回った。

ＮＲＦのマシュー・シェイ社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は、天候や消費者が利用するテクノロジーの進歩、大幅な値下げなどが逆風になったと指摘した。

半面、オンライン小売売上高は９％増の１０５０億ドルになったと発表。予想は６─８％増だった。

米商務省が同日発表した１２月の小売売上高は前月比０．１％減と、横ばいを見込んでいた市場予想を下回り、自動車、ガソリン、建材、食品を除くコア売上高は０．３％減と、１１月からマイナスに転じた。