前場の日経平均は小反落、利益確定が先行 底堅さ維持

2015年12月2日(水)11時50分

[東京 2日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比10円28銭安の2万0002円12銭と小反落した。ややドル安/円高に振れた為替に加え、日経平均が前日に節目の2万円を回復した反動などもあり、利益確定売りが優勢となった。指数寄与度の大きいファーストリテが値下がりし、日経平均を約23円押し下げたことも重しとなった。

一方、TOPIXやJPX日経インデックス400などは小幅高で推移。「直近で出遅れていた分を修正する動き」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)といい、底堅さを維持した。もっとも週内に欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計などの発表を控え、投資家はポジションを傾けにくいといい、全体としては方向感に欠ける展開となった。

東証1部の騰落数は、値上がり897銘柄に対し、値下がりが832銘柄、変わらずが192銘柄だった。

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