米11月ISM製造業景気指数、3年ぶり節目の50割れ

2015年12月2日(水)02時05分

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業景気指数は48.6と、予想の50.5を下回り、リセッション(景気後退)の最中にあった2009年6月以来の水準に沈んだ。

また2012年11月以来初めて景況拡大と悪化の節目となる50を割り込んだ。

ISMデータは通常、米経済全般の動向を占う上で試金石とされるが、経済活動への影響は年々低下している。2012年にも50を下回ったが、米経済が再び景気後退入りすることはなかった。

内訳では、 雇用指数が前月の47.6から51.3に上昇し、7月以来の水準をつけた。

一方、新規受注指数は2012年8月以来の水準となる48.9に低下。

価格指数は39から35.5に低下し、市場予想の40を下回った。

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