補正予算、効果的施策に重点 消費喚起へ臨時給付金も=麻生財務相

2015年11月27日(金)12時09分

[東京 27日 ロイター] - 麻生太郎財務相は27日の閣議後会見で、2015年度の補正予算について、環太平洋連携協定(TPP)や1億総活躍社会の実現に向けた対策を中心に、災害復旧など緊急に必要な対応を盛り込む考えを示した。

基礎的財政収支(PB、プライマリーバランス)の半減目標を堅持し、課題解決に直結する施策を重点化すると述べた。

閣議で安倍晋三首相が補正予算の編成を指示した。麻生財務相は、消費喚起に向けた低所得者への臨時給付金も検討中とする一方、金額や対象者の範囲などは未定とした。

また、法人実効税率の引き下げをめぐっては一時的に減税を先行させる考えはないとし、「財源無き減税はしない」と繰り返した。

(梅川崇)

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ