前場の日経平均は反発、一時144円高 節目の2万円に迫る

2015年11月26日(木)11時45分

[東京 26日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比111円68銭高の1万9959円26銭と反発した。一時前日比144円86銭高の1万9992円44銭まで上昇し、節目の2万円に迫る動きをみせた。

建設や情報通信、小売など内需関連が堅調。前日に下げた金融セクターにも買い戻しの動きがみられた。

今晩の米国市場が感謝祭で休場となるため、市場参加者が限られるとみられていたなか、散発的な先物買いで指数は強含む場面があった。ファーストリテイリングが1.88%高、KDDIが3.45%高となり、2銘柄で前場の日経平均を約60円押し上げる要因となっている。

市場からは「2万円を手前に利食い売りが出ているが、8月以降の株安要因だった中国景気、米利上げの二つのリスクが後退している。国内では政策期待を背景に、医療・介護関連で意外高となっている銘柄もある」(岩井コスモ証券執行役員投資調査部長の木村勝氏)との声が出ている。

東証1部の騰落数は、値上がり1073銘柄に対し、値下がりが701銘柄、変わらずが143銘柄だった。

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