前場の日経平均は反発、米株高好感し一時200円超高

2015年10月9日(金)11時55分

[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比140円89銭高の1万8282円06銭となり、反発した。前日の米国株高を好感し、主力輸出株などが堅調に推移。上げ幅は一時200円超となった。

一方、決算内容が嫌気されたファーストリテイリングが9%超安。1銘柄で日経平均を約177円押し下げる要因となった。

9月16─17日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表された米国市場では、主要3指数がそろって上昇。東京市場では鉄鋼や非鉄金属など資源関連、機械関連株の上げが目立った。3連休前に伴う利益確定売りに押され、買い一巡後に指数は一時的に伸び悩んだものの、前場中盤以降は持ち直す動きもみせている。

TOPIXは取引時間中としては9月9日以来、1カ月ぶりに1500ポイントを回復した。「FOMC議事要旨を通じ年内の米利上げが難しくなったとの見方が固まりつつあり、海外株高や外国人投資家のマインド改善への期待感が支えとなっている」(フィリップ証券リサーチ部長の庵原浩樹氏)という。

東証1部の騰落数は、値上がり1291銘柄に対し、値下がりが503銘柄、変わらずが104銘柄だった。

*内容を追加しました。

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